わが人生のアルバム~6本ブログは「タイ」をテーマにしておりますが、ここではタイとカンケーなく、Tui☆が人生で聴いたアルバムから「5枚」を厳選して紹介してきました。・・・が、さらに紹介したい盤がまだありそうなので、気が向いたら追加で綴ってまいります。U2/War (1983) U2なんてビッグバンドを挙げるなど、Tui☆さんらしからぬ・・・と思われている皆さん、ご安心ください。わたしがU2に熱狂していたのはこの3rdと、つづく4th「The Unforgettable Fireorgettable Fire」までで、グラミー賞なんかを受賞しちまった「The Joshua Tree」あたりから個人的には急失速します。別に人気バンドだから天邪鬼的に避けている偏屈モンを気取っているわけでなく、単におもしろいと思えなくなっただけっす。はい。 それでも今でもアルバムが発表される度に新作を購入しているのは、この「War」に入れ込んでいた熱がまだ冷めていないからにほかなりません。 アイルランド「血の日曜日事件」を題材にしてるからといったウンチクはどうでもよくて、「Sunday Bloody Sunday」における乾いたドラムの響きと情念と哀愁が渾然と同居しているかのようなエッジのギター、ボーノ(当時はボノといわず、こう伸ばしてた)の熱いヴォイスがとにかくカッコよかった!冴えない童貞生活を送っていたTui☆さんの若造時代に限りない勇気を与えてくれたのでした。しっかし、その勇気をちゃんと正しい方向に導けなかったのはいかがなものか。 ・・・・・ま、いいか。 大体この盤を聴き始めると全曲スルーで通したもんですが、何回聴いただろう?多分わたしの歴史上での通し聴き最多記録はこの盤じゃなかろうか? とにかく「寒いのに熱い」!当時毎月購入してたミュージックライフにこう評されていた記憶があるが、この形容が正にピッタリ。 これが「暑くてしかも熱い」!になってしまうのが「War」の収録曲を中心に構成されているライブ盤「Under a Blood Red Sky」。こりゃまた聴くたびに鳥肌が立ちまくる名盤で、こちらは熱すぎてリピートして聴くことができんかったぜ。 このころはU2のメンバも若くて青くて意気がいい兄ちゃんたちだったが、いつの間にか近寄るのも畏れ多いロック界の大物になっちまって、音楽性もわたしには理解できない方向性にいっちまったなあ。いい音楽であることは充分わかるし、一応ついていこうとはしたのだが・・・ |